視察(県内・県外)
夜間中学校へ支援を!
国語の授業風景
2月12日(木)夕方より 以前ブログにも書いてありました 那覇市にあります 珊瑚舎スコーレさんへ 視察へ行きました。
視察の目的は、夜間中学校について代表者からお話をお伺いすること 実際の授業の様子を拝見させていただく事でした。
この夜間中学校は、「戦中戦後の混乱期において義務教育未修了者」にみなさんへ学びの場を提供するものであります。
クラスは、1年から3年まで生徒さんは54名だそうです。
授業には先生にお一人に補助の方が3人。みなさんボランティアで、国語、英語、数学、社会、理科そして美術、書道、音楽や遠足もあります。
通学しているみなさんからは「ほんとうに通学し学ぶことに喜んでいらっしゃいました」戦中、戦後の混乱期、家族を支える為に仕事をしなければならなかった。そして子育ても終わり、やっと自分の時間が出来たので学びに来ているそうです。
しかし、学校を支える寄付が激減したため、夜間中学校の授業料を2倍(現在:年間1万5,750円から次年度:3万1,500円)に引き上げなければなりません。
年金で生活している方は、本当に厳しく学校を続けられないかもしれないと切実な訴えをなさっておりました。
ある方は、高校進学や美容師や調理師をめざしたかったが、中学校卒業資格がないから断念しなければならなかった。本来、中学校は義務教育であります。ですから当然、日本国民は平等に受けられなければなりません。それを、今までほっておいた行政の責任は重大であると思います。
星野代表は 夜間中学に通う人たちは沖縄の発展を支えてきた人たち。学習権を補償するのは人権問題」であると。
沖縄県教育j委員会への要請で、今年度の卒業生からは中学校卒業の資格が認定されるとのことでした。しかし、財政支援は一切ありません。学校法人ではないから公的資金を投入できないそうですが、みんなで知恵を出し合って行政もしっかりと支援しなければいけない問題であると思います。
通学していらっしゃるみなさんの多くは那覇市内在住だそうですが、周辺の市町村、浦添市、宜野湾市、遠くは うるま市からも通っていらっしゃるそうです。
もっと多くの県民のみなさんが、この事について関心をもって頂かなくてはいけないと思います。特に沖縄県議会議員や市町村議員、首長のみなさん。
沖縄県議会では全会一致で、珊瑚舎スコーレさんから要請のあった要件 ①実態調査 ②補助 ③認定 ④告知で採決したと聞いておりますのでこの件に関して詳しく調べてみます。
最後に、みなさんの学ぶ事に対するよろこび「笑顔」がとっても印象的でした。この笑顔を、県内各地域に広げていかなければいけないと思います。
今後もブログにてご報告いたします。
この記事へのコメント
実は私もその日に見学を誘われていたのですが日程が合わずに断念しました
知人のドレイクさんのおかげで私もこの問題を知りました
その話の中で呉屋さんの事も教えて頂き今回拝見させていただきました
これからも覗かせてくださいね
知人のドレイクさんのおかげで私もこの問題を知りました
その話の中で呉屋さんの事も教えて頂き今回拝見させていただきました
これからも覗かせてくださいね
Posted by K-Garage at 2009年02月13日 13:10
K-Garageさん
コメント頂ありがとうございました。
色々難しい問題がありますが、少しでもお役に立てるよう頑張ります。
今後とも宜しくお願い致します。
コメント頂ありがとうございました。
色々難しい問題がありますが、少しでもお役に立てるよう頑張ります。
今後とも宜しくお願い致します。
Posted by 呉屋等 at 2009年02月13日 20:07
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